ゾウのベルトコンベアー式給餌装置

長鼻目/奇蹄目/偶蹄目 > ゾウ

愛知県岡崎市にある東公園動物園には来園者がモート越しにゾウにエサを与えることが出来るベルトコンベアー式の給餌装置があります。観覧通路側にあるエサの投入口にエサを入れると、エサはコンベアーのベルトにのり、ゾウが鼻でベルトを回してエサを手繰り寄せるというもので、休日ともなればエサをあげる人達で長蛇?の列が出来るほどの人気振りです。この装置は当園でメスのアジアゾウ「ふじ子」の飼育を始めた約20年前に、来園者にゾウと親しみ楽しんでもらうことを目的に造られました。エサを与えることのできる時間は11:30頃〜15:00頃までと比較的長く、用意してあるエサが無くなるまではいつエサがもらえるか分かりません。そのためふじ子はただエサがもらえるのを待っているだけでなくコンベアーの前に人の姿がみえるとベルトを回してエサを催促したり、効率良くエサを手に入れるためにある程度エサが貯まってからベルトを回すなど、自分なりに考えてこの「道具」を使っているように見受けられます。エンリッチメントという概念など無かった頃に造られた簡易な給餌装置ですが、今となってはふじ子にとって無くてはならないものになっています。エンリッチメントの要素をたくさん含んだ、来園者とゾウが互いに楽しめるユニークな施設として当園のベルトコンベアー式給餌装置を紹介させていただきます。