不忍池の鳥たち

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 上野動物園の西園は不忍池に面していて、春夏秋冬それぞれの姿が楽しい。植物の四季の変化、そこに暮らす鳥たちも変わって行き、どの季節に訪れても面白い。特に、鳥の種類が豊富で、上野動物園で飼育されている鳥なのか、野生の鳥なのか一見判断がつかない。渡って来るカモ、住み着いているカワウ、海からやって来るカモメたちの飛行を空に見て、都会の真ん中でつかの間の自然体験ができる。
 近年、動物園でオオワシ、モモイロペリカンを池の中の小島に移動して自然なかたちでの展示を始め、モモイロペリカンは繁殖もしているようだ。ガン、ツル、タンチョウの展示は以前からもされていたが、池のスペースを上手に使っている。
 地上を歩くシジュウカラガンはあまり人を恐れず、近づいて観察してみると池に生えている草を食べたり、彼らの生活の一端を見せてくれる。動物園で用意する餌を野生の鳥たちも食べているが、ツルの餌の箱は工夫され、タンチョウの餌は確保されている。これだけ多くの鳥たちが暮らしているということは、かなりの見えない努力がされていることと思う。
 鳥たちや水中のカメやコイの泳ぐ姿に、飽きずに立ち止まって見入る人々も多く、いろいろな角度から惹きつけられる。