報告者は 赤見理恵&赤見朋晃
訪れた日は
2004年6月1日です。
チェスターZOOはイギリスでロンドンZOOに次ぐ有名な動物園。Liverpoolの町から2,30マイルほど南下したChesterの街の郊外にあります。当日は祝日だったみたいで、開園9:00のところ9:00ちょっとすぎに着いたら、もうお客さんがいっぱいでした。 アジアゾウがみんなで遊ぶ姿って、見たことあります?ゾウのイメージが一変しました。ゾウって、体が重そうでのろのろしていて、遊ぶといっても鼻や足を使う程度、、、、と思っている人、とんでもありません。鼻を絡ませておしくらまんじゅう、お尻とお尻でおしくらまんじゅう、泥の斜面にごろーんと横になって、そこに他の個体が「えいやー!」とのしかかっていったり、のしかかられた方が今度は相手を追いかけてのしかかり返したり、、、。なんて活発な動物なんでしょう!!これだけの群れを飼育している動物園はイギリスでも珍しいとか。入口入ってすぐのゾウの展示で、もうすっかり満足してしまいました。
逆に、ガイドブックを読んで期待していたチンパンジーとオランウータンの展示は、ちょっと期待はずれでした。チンパンジーは20個体以上の群れで飼育しており屋外放飼場も広く緑が茂っていて良い環境ですが、特筆すべき点があるかというとそうでもない、、、。
オランウータンに至っては、屋内放飼場は広いとはいえ床はコンクリートで敷き藁もなく、壁や天井もコンクリート等でできているため利用できません。中央にぽつんと大きめなジャングルジムのようなものが置いてあって、利用できるとするとそのくらい。 80年代にできた施設ですから、当時は画期的だった、ということですね。チンパンジーを檻や大きなモートでなく池で隔てて飼育したのはここが初めてだそうですし、これだけ大きな群れを飼育するというのも当時は大変なことだったんだと思います。 ■Enrichment Officer 「Enrichment Officer」というポストについて質問してみたところ、独立したセクションがあるわけではなく、霊長類や爬虫類などいくつかのセクションに1人ずつエンリッチメントのスペシャリスト「Enrichment Officer」が配属されているそうです。園内では合計5、6人いて、時々ミーティングもしているとか。役職名にEnrichmentがつくなんて、さすが動物福祉の国、イギリスですね。 ■その他の特筆すべき展示
2001年に完成したジャガーの展示は、立派そのもの。それもそのはず、車メーカーの「ジャガー」が出資しているんですから。建物にも、バーンとジャガーのロゴであるシルバーのジャガーのレリーフが飾られています。こんなのもアリなんですね〜 コモドオオトカゲって、そんなにすごいの!?すごい目玉のように期待感を高まらせるようなガイドに従って進むと、なんともだらしない姿にお目にかかれました。 しっかしチェスターZOOは広かった、、、。さらに動物舎を繰り返し建て替えているので、園路設計はめちゃくちゃ。全部見るためにはすっごく歩かなきゃいけないんです。はー疲れた。 チェスター動物園の公式サイトはこちら↓ |
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