エジンバラ動物園
Edinburgh Zoo


報告者は 赤見理恵&赤見朋晃

訪れた日は2004年6月2日です。



エントランス
スコットランド最大の動物園が、ここ、エジンバラ動物園。エジンバラの町の中心から約2マイルという比較的都市中心部にありながら、かなりの面積があります。


ヒルトップバス


ヒルトップからの眺め
そして園内は坂・坂・坂。でも入口から頂上まで走っている無料のヒルトップバスに乗れば、ガイドも聞けるしあとは下り坂だけなので、とーってもお得です♪

朝一番で入園したら、すぐに頂上行きのヒルトップバスに乗りました。エントランス付近は動物舎が多くありますが、上の方は広々とした芝生の放飼場が広がっていました。


広大なオリックスと
シマウマの放飼場
■中心はごちゃごちゃ、
  奥は広々

ヨーロッパの動物園はたいてい、平坦な敷地に広大な放飼場がありますが、ここエジンバラZOOはちょっと例外。エントランス近くの動物舎はごちゃごちゃと配置されていて、すこし窮屈な感じ。でも傾斜のある園内を奥へ奥へと進んでいくと、本当に広大な放飼場が現れます。

■エンリッチメントの解説

新しい枝を食べるキリン
園内のあちこちにエンリッチメントに関する解説がありました。それもそのはず、ここはエジンバラ大学の動物福祉コースの実習場所にもなっているんだそうです。
キーパーさんがあちこちで

オウムのトレーニング
仕事をしているのが見えるのも良い雰囲気で、葉のついた大きな枝をよいしょよいしょと運んでいる女性キーパーが去っていった先を見ていると、キリンの放飼場内のポールがウィ ーンと動いて、今運んでいった枝が吊り上げられるシーンに出会えたりします。

オウムのトレーニングも和気藹々としていてショーというよりはトレーニングの方法などを解説していました。


非公開のエデュケーションセンター

中の様子
■エデュケーションセンター
団体利用者への教育活動も活発で、エデュケーションセンター(一般には非公開)の中をのぞいてみると、なんと3,4歳の子ども向けのプログラムをやっているところでした。このくらいの年齢の子ども向けプログラムって、日本にはほとんどないですよね。そ

Brass Rubbing
の他、動物園のスタッフに連れられて見学している小学生のグループをいくつか見かけましたし、大人向けのプログラムもあるようでした。

ボランティアさんが活躍しているシーンにも出会いました。ここでは、金属板に凹凸で動物の絵が描いてあり、紙を上に当てて擦って絵を浮き上がらせるアクティビティーを、ボランティアさんがやっていました。一応有料で、大きいのが1ポンド、小さいのは50ペンスでした。


広大なペンギンの施設。中央のつり橋がトレードマークです

ペンギン放飼場の正面。
でもなぜか端っこにありました。


under water observation。
水中観察窓といったところですが、
視界はあまり良くなかったです。
なんでもオゾンシステムが壊れているとか。ついでに2文字取れてる、、。

放飼場の中の様子


ペンギンパレード。
一番人気のイベントです。
■ペンギンすごい!!
やはり特筆すべきはペンギンです!施設の広さ、羽数のどちらをとっても今まで見た施設の中で最大です。一番多いのがジェンツーペンギンで、ざっと100羽弱はいました。巣はコンクリートで円状に作ってあり、放飼場の中心部だけでも34個。ほかにもいくつかありました。そして今まさにヒナを育てている巣がたくさん!!ヒナを確認できただけでも8クラッチもありました!キングペンギンとマカロニペンギンがジェンツーと同居していて、それぞれ約30羽、20羽ほど。これとは別の放飼場にイワトビペンギンが15羽ほどいました。放飼場が広く、プール、コンクリート、ジャリ、芝生、土、岩場、高台など様々な環境があるので、マカロニやイワトビは岩場に、ジェンツーとキングは平地に、といった具合にうまく住み分けているようでした。

■「ゾウはこの1個体だけ、、、」

ゾウの像
ゲートを入ってすぐゾウの像があったのですが、園内を一周してふと考えてみると、ゾウなんてどこにもいなかったな。よーく解説パネルを読んでみると「ゾウは群れで生活する動物です。エジンバラZOOではゾウを群れで飼育することはできないので、ゾウの飼育はしないと決断しました。ゾウはこの1個体だけ。」なるほど。この1個体とは、この像のことだったんです。こういう決断、すごいですよね。


芝生の上でのんびりくつろぐ人々。
イギリスっぽーい♪
ちょうど休日だったので、園内はとっても賑わっていました。でも、奥のほうの広大な放飼場は好きな人しか行かないようで、のんびりとした時間が流れていました。また園内の芝生広場では、のんびりと日光浴を楽しむ人々が。

メンバーになるといつでも無料で入園できる上、メンバー専用の入口や駐車場まであります。エジンバラに住んでいたら、もちろんメンバーになって、動物園でののんびり休日をエンジョイしたいものです。

エジンバラ動物園の公式サイトはこちら↓
http://www.edinburghzoo.org.uk/

 


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