佐渡友 章子(&陽一) |
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#4 その他 園内のあちこちにハンズオンの展示やブロンズ像があった。この子どもが触っているのは、オランウータンの食べ物。こういった展示はアメリカでは非常に充実している。ただのパネル説明だけでなく、回してみたりめくってみたり、押したり引いたり、手法は様々。 それから、カバ・ゾウ・オランウータンなど、多くのブロンズ像があって、それら全てに子供達の目を引きつける工夫がされている。例えば、カバの像は常時水が掛かっており、子供達はまるで泥沼から上がったばかりの様なカバの上に乗ってポーズを取る。オランウータンの像は、ジャングルジムのようになっていたり、小動物には巣穴まで付いて、子供がそこに潜っていた。 子供の視点を重視しているのは他にもある。例えば、子供達が見やすいように設置された大きな岩。見た目もとても自然で、展示から離れた後ろに置かれており、全く邪魔にならない。 最後に、とても珍しい物を見た。マレーグマの看板に、"エンリッチメント"の文字。13:00から行うことを示していたが、エンリッチメントについて何の補足説明もなかったので、お客さんはこの意味を知っているのだろうかと思った。行ってみると、確かにお客さんは集まっていた。マレーグマを裏にしまったあと、2人のキーパーが出てきて、1人はマイクで説明、1人はてきぱきとエサを隠していく。およそ15分ぐらい。その後のクマの探し回る姿と、筒の中の蜜を一生懸命なめている様は、とてもかわいかった。 最新式の展示が並ぶ一方で、古い展示もあちこちにあった。例えばヒョウの展示には、ヒョウ君の顔のアップと電話番号を付けて「新しい展示を計画中ですが、まだお金が足りないので寄付してください。」といった看板が。 それにしてもこの大きなブランコ、気持ちよさそう。このときは動いてくれなかったけれど、地面と壁からは距離があるので、飛び乗るところを見てみたかった・・・。
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