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市民ZOOについて

あいさつ

 日本には100以上の動物園や水族館があり、多くの動物が飼育されています。動物園は、楽しい娯楽というだけではなく、生きた動物を目の当たりにすることによって、動物そのものや動物を取り巻く環境などについての学びを提供してくれる存在でもあります。動物園を通じて動物を理解することは、人と動物との関係を見直すきっかけにもなるのではないかと市民ZOOネットワークは考えています。

  動物園の飼育動物は「種の保存」の対象である「種」を担う貴重な存在であると同時に、それぞれが個性を持ったかけがえのない存在です。そこで、市民ZOOネットワークは、飼育動物一個体一個体をよく理解するとともに、動物たちの暮らしの豊かさを実現するためのツールとして、飼育動物の「環境エンリッチメント」に注目しています。環境エンリッチメントは、動物の自然な行動の発現を促して飼育動物の福祉を向上するだけでなく、来園者である市民が動物の行動を理解し、動物に対する関心を深める機会を与えてくれます。

 動物園をよりよくしていくためには、動物園側の努力だけではなく、来園者である市民の協力が不可欠です。市民が飼育動物のことを思いやり、市民の側から動物園での優れた取り組みを応援するなど、動物園を市民の立場から捉えなおしていくことが必要なのです。

 以上のような理念の下、市民ZOOネットワークは、「動物園を通して人と動物の関係を考える」をテーマとして、平成13年8月より本格的に活動を開始し、動物園に関わる様々な人たちをつなぐ人的ネットワークの形成を進めるとともに、エンリッチメント大賞の企画運営、セミナーやワークショップの開催、動物園に関わる各種情報の提供等の様々な活動を行ってまいりました。平成16年4月にはNPO法人格を取得し、同年5月には初の著作となる『いま動物園がおもしろい』(岩波ブックレット)を刊行するなど、活動の範囲を徐々に広げています。

 こうした活動は、たくさんのサポーターやボランティアの皆様のご支援とご協力によって成り立っています。ご支援、ご協力いただいている方々の動物園や動物に対する考え方は様々だと思いますが、共通するのは動物園という存在をなんとかよりよいものにしたいという思いです。この思いを実現するため、私たち市民ZOOネットワークは、さらに活動を展開していきたいと考えています。皆様のご協力をお願い申しあげます。



平成17年7月
特定非営利活動法人市民ZOOネットワーク


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