
#2
アフリカのサバンナ(African Savanna)
 
入り口を入ると、正面にはいきなりアフリカ村!そこにはちょっとしたコンサート会場と現地の教室を模したコーナーがある。実際にアフリカの楽器を使ったコンサートが行われていて、そこの雰囲気を盛り上げていた。教室では・・・と入ってみると、そこは実はサバンナエリアのビューポイント。環境問題を直接訴えるようなものはなかったけれど、壁には現地の授業風景を写真で紹介、黒板には光合成や食物連鎖の話、パネルで動物紹介など。
このビューポイントの先を行くと、そこは木々に覆われた細い道。地面は土。車輪の跡もない。このような道がサバンナエリアの周りを蛇行気味に走っており、ビューポイントが隣り合っていてもガラッと風景が変わるので、エリアがとても広いものに感じる。
ここのカバくんたちはとても活動的。よく食べ、よく泳ぐ。横から出ている水を飲もうとしたのか、口をガバーっと開け、観客を釘付けに。奥にいる黒い物体がカバくん。餌の方を食べているので、芝生はそんなにハゲていない。その左奥に見えるのがキリン。足下にはアヒル(エジプトガン?)がまとわりつき、とてもほのぼのとしていた。
アフリカの熱帯雨林(Tropic
Rain Forest)
ここもやはり雰囲気作りは素晴らしく、入り口天井にはすだれ、右側に滝のように見えるのは霧。
霧はアメリカどこに行っても使っているお決まりのパターン。ここでは演出のためだったが、他園ではお客さんに掛かるようにして涼しくする効果や、展示の反対側で木を揺らして動物がいるかのように見せる効果、熱帯植物を保持するためなど、様々な使い方がされている。
ここのガラス張りの展示を見やすくするため、通路は暗い。しかしパネルにはそれぞれ美術館のような照明がついており読みやすく、パネルの完成度も高い。暗くて狭くてじめっとしやすい展示を、うまく品があり落ち着いて見られるものにしてあった。
そのまま進むと、最後はゴリラ一家のお出まし。ガラス張り展示の傍らで、なにやら説明しながら記録している人がいる。服装といい、てっきり職員かと思いきや、聞いてみれば実はボランティアさん。行動観察をしていて、飼育のアシスタントをしているとのこと。記録の仕方も細かい。全くの無償ではないらしいが、知識も豊富で話し方もうまく、ゴリラへの情熱を感じた。
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