報告者は 佐渡友 章子(&陽一)
訪れた日は2001年8月25日です。
シアトルの市街地からほど近いウッドランドパークには、全米でも屈指の動物園がある。特に、現在アメリカを始め、世界各地で盛んに導入されているランドスケープ・イマージョンの発祥の地として知られている。これは、動物のいる場所だけでなく来園者の通路まで、まるでその動物の生息地であるかのように見せる展示手法だ。例えば、森の中を歩いていくと、とつぜん視界が開けてゾウやゴリラを見ることができたりする。動物園自体は湖のある公園の一角にあって、とても落ち着いた雰囲気だった。全体的に緑が多くて、各地の園内でよく走っているトラムなどが一切無かったからかもしれない。 そのランドスケープ・イマージョンのコーナーは主に4つ。 なお、シアトルには動物園と同じく市営の水族館がある。野生のサケが水族館に"遡上"したり、地元の生態系にスポットを当てていたりと興味深い。近郊のタコマには小さいながらも質の高いポイント・デファイアンス動物園が、マウント・レーニエの山麓にも原生自然を目一杯活かした公立のサファリがある。ちょっと足を伸ばすと、ポートランドのオレゴン動物園や、カナダ・バンクーバーのバンクーバー水族館など北米屈指の動物園水族館も訪問できる。
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