あいさつ
「動物園を
私たち市民ZOOネットワークは、「動物園を通して人と動物の関係を考える」をテーマとして、2001年より本格的に活動を開始し、20年以上に渡ってエンリッチメント大賞を主催するとともに、セミナーの開催など動物園に関わる各種情報を提供することで、動物園に関わる多様な人たちをつなぐ人的ネットワークを形成してきました。2004年にはNPO法人格を取得し、2020年にはニューズレターの50号を発行するなど、着実に実績を積み重ねております。
日本には100以上の動物園や水族館があり、多くの動物が飼育されています。動物園は、楽しい娯楽というだけではなく、生きた動物を目の当たりにすることによって、動物そのものや動物を取り巻く環境などについての学びを提供してくれる存在でもあります。動物園を通じて動物を理解することは、人と動物との関係を見直すきっかけにもなると市民ZOOネットワークは考えています。
動物園の飼育動物は「種の保存」の対象である「種」を担う貴重な存在であると同時に、それぞれが個性を持ったかけがえのない存在です。そこで、市民ZOOネットワークは、飼育動物1個体1個体をよく理解するとともに、動物たちの暮らしの豊かさを実現するためのツールとして、飼育動物の「環境エンリッチメント」に注目しています。環境エンリッチメントは、動物の自然な行動の発現を促して飼育動物の福祉を向上するだけでなく、来園者である市民が動物の行動を理解し、動物に対する関心を深める機会を与えてくれます。
動物園をよりよくしていくためには、動物園側の努力だけではなく、来園者である市民の協力が不可欠です。市民が飼育動物のことを思いやり、市民の側から動物園での優れた取り組みを応援するなど、動物園を市民の立場から捉えなおしていくことが必要なのです。
市民ZOOネットワークの活動は、たくさんのサポーターやボランティアの皆様のご支援とご協力によって成り立っています。ご支援、ご協力いただいている方々の動物園や動物に対する考え方は様々だと思いますが、共通するのは日本の動物園をより良くしたいという思いです。皆様のご協力をお願い申しあげます。
特定非営利活動法人 市民ZOOネットワーク