旭川市旭山動物園北海道
木榑 隆介 さん
ニホンザルに対して、手作りの様々な工夫によって採食の方法を考え、食事時間の延長を実現させ、さらに行動の多様性を引き出して、その行動を来園者に見せ、楽しませていることが高く評価されました。特にガラスや壁にハチミツやごはんつぶを塗りつけて採食させる取り組みと抜け毛防止のためのふりかけフィーダーのユニークさに関心が集まりました。
“エンリッチメント大賞2004”が決定しました!!
みごと受賞となったのは以下の皆様です。おめでとうございます!
第3回目となった今年は全国から過去最高となる83件の応募がありました。
応募内容、方法ともに非常にユニークなものが多く、審査も非常に難航しましたが、最終的に以下の施設(担当者)が選ばれました。その中で見事部門別大賞を勝ち取った4件、そして特別賞2件を表彰いたします。
旭川市旭山動物園北海道
ニホンザルに対して、手作りの様々な工夫によって採食の方法を考え、食事時間の延長を実現させ、さらに行動の多様性を引き出して、その行動を来園者に見せ、楽しませていることが高く評価されました。特にガラスや壁にハチミツやごはんつぶを塗りつけて採食させる取り組みと抜け毛防止のためのふりかけフィーダーのユニークさに関心が集まりました。
大阪市天王寺動物園大阪府
2004年完成した新しい施設であり、これまでの国内の飼育展示施設とは一線を画する完成度の高さが選考のポイントになりました。水辺への自由なアクセスなど、飼育動物の特性に配慮した施設となっているだけではなく、生息地であるタイの国立公園を再現した雰囲気や動線、アジアゾウの現状を伝える努力など、環境教育の場としての動物園の可能性を追求していることも大賞決定の理由となりました。
愛媛県立とべ動物園愛媛県
正門に着く前の長い登り坂に、ステンレスで再現された動物たちの足型が、その動物の歩幅に合わせて配置されています。入園前の歩道から楽しませ、体験させ、期待感を高め、教育する試みは、開園時から来園者に利用されており、国内の他園館に先駆けて設置されたことが評価されました。
(財)東京動物園協会東京都
来園者に飼育動物の食生活を理解してもらうことのできる試みに注目が集まりました。コンパクトな解説書を付けていることも評価があがった理由のひとつです。審査会では竹やペレットなど、人間が食べられないものをおまけ的に入れても面白いのではないかというアイディアも飛び出しました。他の園館でも是非参考にしてもらいたい取り組みです。
旭川市旭山動物園北海道
2004年の動物園ブームを招くきっかけとなったこの施設は「特別賞」として表彰することになりました。アザラシの縦の動きを見せるというこれまでにない発想によってオリジナリティに溢れた施設となっているだけでなく、アザラシが自由に選択をして行動ができる施設であることも重要な評価ポイントになりました。
旭川市旭山動物園北海道
国内外の動物園水族館でこれまでタブー視されていた個体の「死」をも見せる試みです。これは、「生」を表現する場であった動物園のあり方を根幹から揺るがす可能性を秘めており、社会に対する大きな問題提起であることから「動物園コミュニティ賞」として取り上げることにいたしました。